みせづくり ハンドブック

 
 

このみせづくりハンドブックは既存の商店様の活性化をするために考えたものです。

時代の発展に伴い自然排他的に形成されて来た商店は時代と共に減少致しました。

今一度、原点に振り返って個店の可能性を自らで導き出し活性化する為のハンドブックです。

また、疑問などが有りましたら遠慮なくメールにてお問い合わせ下さい。

このハンドブックの説明

2010

   みせづくり企画ハンドブック

       (未来予測思考のステップアップ)

計画概要説明

 これは店舗経営者と従業員が自らを見つめ自分たちで企画しながら、みせの未来デザインを計画するための商業施設士・みせづくり企画ハンドブックです。

 日本商業施設士会では「繁盛店づくりハンドブック」と「店舗診断ハンドブック」が有り、どちらも商業施設士が診断して提案する事業です。

 しかしながら、商店街は先の見えないトンネルの中でただ流され消滅して行っております。そこで行政で生まれたのが新規企業支援ですが素人は素人に過ぎません補助金が終わればお店も終わります。繁盛店には何か繁盛する秘訣があります。その秘訣を求めて、店主が自ら店の未来をデザインすることです。店主が自ら勉強し運営して行くためのものであってほしいと思い提案しました。

 

商業施設士の活用

 店主様にとってこのハンドブックは今まで一緒に時代を歩んできた信頼できる商業施設士しか出来ない事業では無いかと思います。

 基本的には繁盛店づくりハンドブックを参考書にして商業施設士が店主様と共にお店の未来デザインをつくり上げるための事業ですが未来デザインができれば、店主様も未来予測が出来ます。これから何をすれば良いのかが判りますので、その企画に沿って次は診断事業が出来ます。未来が見えて悪い所がわかれば改装などの行動が発生致します。商業施設士の本来の出番です。

 

商業施設士への講習会

 現行の商業施設士が受講して各地域の商店街に提案する。

 

各県や地域で診断事業

 商業施設士受講者が各地域で個店に対して2日から3日くらいの企画診断を実施する。

 

行政事業の活用

 行政依頼の診断事業で診断に企画も入れて提案する。

 エキスパート登録など診断などに提案する。

 

 

         みせづくり企画ハンドブック

       (未来予測思考のステップアップ)

 

まず、店の歴史を知る

 

1.       ルーツを探る

店の本質や個性を知らなければ、店を活性化することが出来ない。まずは、店の生い立ちや歴史を調べ、店の特質を知ることから始める。(創業者や近所の話しを聞く)

 

l   数人から情報を頂く。

店主、奥様、従業員、近所の顧客など

l   情報はすべて箇条書きにして書き込む。

内容の中には、ことばが違うが同じものが多いので後で集約する時に便利

l   意見の集約

意見を集約することで、今まであいまいであったものが整理される。

 

 

みせの目的を明らかにする

 

2.       理念設定

みせの歴史を調べることで、創業者の思いが浮かび上がってきます。その上に立って店主、従業員、関わる人たちが理念を共有する

 

l   理念の共有

店主だけでなく従業員との理念の共有が大事あるために、どう言うみせに成りたいのかを書き出す。

l   意見のグループ分け

意見は箇条書きにして目的ごとに別のマークをつける。

 

同じ印の文章を集約する。

l   集約された文章に優先順位をつける。

 

みせの現状を把握する

 

3.       現状把握

理念に照らして、現在気になる現状や問題と思われる点をピックアップして整理することで今起こっている事実を冷静に見つめます。

(診断事業の弱みの抽出)

l   大型のチェーン店の出現など

 

 

みせの宝物の発掘をする

 

4.       宝物発掘

みせの問題点とは反対のみせの繁盛のための宝物を探し未来に希望をもてるものを発掘する。

(診断事業の強みの抽出)

l   時代などで無くなった物を書き出します。

l   この地域でしか無いものを書き出します。

l   明るい未来につながる事実を中心に書き出します。

 

 

みせの未来をデザインする

 

5.       未来デザイン

みせの現状把握と利点を利用し現状を踏まえた上で、みせのコンセプトを導き出して未来設計デザインする。

 

l   コンセプトに対していくつかのキーワードを書き出します。

l   このキーワードの言葉でコンセプトの説明をします。

l   予測できる将来像を書き出します。

l   可能的将来像を書き出します。

l   このまま成り行きで行ったらどうなるかと言う成り行き将来像なども書き出す。

 

みせの方針・方策を導き出す

 

6.       方針決定

コンセプトを中心に目指す基本的な方向を決める。

ここではみせのコンセプトとビジョンを達成するための方向性(方針)と方針に対する具体的なアイディア(方策)を立案します。

 

l   コンセプトに基づいた方針きめる。

l   方針は箇条書きで書き出し5つくらいにまとめる。

 

 

7.       方策決定

各方針に対して方策をいくつか考えて見ます。

 

l   方針1つに対して具体的に2~3のアイディアを出す。

 

 

みせの行動計画をつくる

 

8.       行動計画

これからの事業計画書を作成します。

 

l   行動計画を入れた行程表を作成します。

l   各計画に沿った予算書を作成します。

l   担当者を決めます。

 

 

未来デザイン計画書の作成

         この先は診断事業を行います